東日本大震災で感じた事
- 2011年03月28日
- 家族
お久しぶりです、
管理課三浦です。
まずは、この度の東日本大震災で被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。
私は仙台にいる友人が被災しているので今回の震災は自分の事のように感じています。
震災後、宅配便で最初に復活したのが佐川急便さんでした。
その時は家にあるものや買えるだけの物を詰めて送り、今日あたりやっと届くそうです。
地域や被害状況によっても千差万別ですが震災直後と2週間以上経った今では必要としている物もずいぶんと変化しているようで今日届くものですでに不要な物もあるようですが・・・
最初は水・食糧・電池(携帯電話の充電器等)・安否情報・被害の正確な情報などが
欲しかったようです。
現在はガソリン、カセットボンベ、電気と水道が通っているためお湯を沸かす為のポット、
ガスが通っていない為ホットプレートや卓上IHクッキングヒーター、電気で使える暖房器具、
食糧や気分転換の為の本やマンガなどがあると便利なようです。
昨日も二度目の荷物を送りました。
最初の時以上に相手がどんな気持ちなのか、どんな生活をしているのか、何に困っているかをたくさん考えた事もありほんの少しですが被災した方々の気持ちに近づけたような気がします。
たくさん話す中で気になった言葉がいくつかありました。
「地震の日(3/11)の夜空は今までで一番星がきれいだった」
「食べる物が選べないので(栄養不足)肌がボロボロになり5キロ痩せちゃった」
「街中や駅前でもおしゃれしている人は誰もいない」
テレビでは同じ所ばかり放送している(きつい言い方をするなら視聴者が喜ぶ映像、NHKは被災者が喜ぶ情報かな)ので伝わりにくい所も多いようです。
今の仙台では毎朝スーパーには数時間待ちの行列、宅配便の受取所も長い行列、ガソリンスタンドには数キロの行列、お風呂は週に一回も入れない、仕事をしたくても出来ずお金だけが減っていく不安な日々を過ごしている人がたくさんいます。
仙台市内でこの状況ですから津波などで被害の大きかった地域がどれほど大変な思いをしているかは容易に想像出来ます。
ニューヨークタイムズの写真集をご紹介します。
テレビの中の出来事ではない事が強く感じられるものだと思います。
(ご遺体の写真もありますのでご注意ください。)
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1
遠く離れた私達が出来る事は何だろうと考えると、
募金や節電はもちろんですがお金を使う事なんじゃないかと思います。
例えば物を買うとお店・運ぶ人・工場・工場で働く人など様々な人たちの仕事が増えます。
過剰な自粛を続けては私達の仕事までなくるかもしれません。
そうなったら誰も支援出来なくなってしまいます。
もう少しして復興して来たらメイドイン東北の物を選んで買う事も一つだと思います。
最後にちょっと良い話。
ある芸人さんの行動力には頭が下がりました。
震災が発生した11日直後からスーパーなどに交渉して自腹で水や食料・電池などの物資を大量に集め、移動手段のレンタカーも自ら手配したそうです。
これは彼が新潟中越地震時にも救援物資を届けた経験があり、今回の地震でも絶対に孤立している避難所があるはずだとの確信があった為に行動したそうです。
http://www.sanspo.com/geino/news/110323/gnf1103230505001-n1.htm
人を見た目で判断しちゃいけない良い例ですね