“栗山を日本一にしたい”——面接で語った13ページの熱意
資料を整理していたとき、懐かしい書類が出てきました。
私の元部下だったMさんが、面接の時に持参した13ページにわたる資料です。
その資料には、「栗山自動車を業界ナンバーワンにしたい」という強い想いと、業界分析、仮説、意見、そして自分がやりたい施策が、びっしり詰まっていました。
ページをめくるたび、彼の熱意が伝わってきて「本気でうちで働きたいんだな」と心から感じました。
面接の中で、彼はこんな話をしてくれました。
「今、子どもがレストランでドリンクバーを遠慮して注文しないんです。いつか“好きなだけ注文していいよ”と言える父親になりたいんです」と。
私はその言葉を聞いて、迷わず社長に連絡し「この人と一緒に働きたい」と即決しました。
勤務先は私のオフィスから遠い場所でしたが、彼は愚直に努力を重ね私も全力で指導・応援し続けました。少しずつ着実に成長していく姿は、まさに“あの面接資料に書かれていた未来”を自分の手で掴んでいくようでした。
今では彼は部長として活躍し、念願だったマイホームも手に入れました。
きっと家族でレストランに行ったとき、「好きなだけ注文していいよ」と胸を張って言える自分になれたのではないかと思います。
これからは、彼が自分の部下たちの夢を叶える番です。
一人ひとりの未来を後押しできる、そんな存在になってくれることを願っています。
そして、彼と出会い、かけがえのない友人や仲間と一緒に働ける環境を与えてくれた栗山自動車にも、心から感謝しています。
-
(
)
